Kyoto Science Sequence (KSS)

埼玉県立川越高校を訪問

2014. 11. 22.

初めての講演

今回、京都サイエンスシークエンスの活動の一環として母校である川越高校にて講演を行いました。京都サイエンスシークエンスでは、母校での講演の約束の取り付け及び予定の調整から自分で行い、すべてが初めての体験だったので非常にためになりました。また、講演を行うについて、川越高校で物理を教えている阿部先生に大変お世話になりました。私に機会を与えてくださった関係者様に感謝申し上げます。準備段階から多くのことを行いましたが、一番骨を折ったのはプレゼンの作成です。私は、物性物理学(物質の現象を記述する物理)の研究を行っていますが、物理の中では一般の人に馴染みにくい分野です(物理というと、宇宙や素粒子がイメージに挙がると思います)。また、研究とは具体的なものですが、具体的なことを言うとなると背景となる知識が膨大になりますし、高校生にはつまらないかもしれません。そこで高校生が理解しやすいよう二点を踏まえてプレゼンを作りました。1物理から物性物理になぜつながるか?(歴史や思想などのやや抽象的な話)2具体的な研究の話は身の回りの例や簡単な思考実験から話を始める。ざっくりから徐々に細かくを意識しました。何にせよ、初めてのことなので、実験的な試みでした。当日の講演では30人程度の高校生が集まってくれました。講演で驚いたのは、高校生がノートを取ってくれていることと質問の内容でした。あまり普段考えないことやプレゼンのかなり細かい内容のことを質問してくれてよく聞いてくれているなあと思いました。物理のこと以外にも、京大での生活や京都の住み心地などの日常生活の質問もありました。京大に対する関心も高く、意外でした(母校は関東です)。本来90分だった時間も、質問などで長引き2時間に及ぶ長丁場となりました。最後に講演をセッティングして下さった関係者みなさま、および実験に付き合ってくれた高校生に再度感謝申し上げます。
新井 健司 (高温超伝導)

【生徒たちの感想】

  • 難しい話題だと思ったが、基本的なことは理解できた。未開の分野は、冒険しているみたいで面白そうだと思った。
  • 難しい話を高校生に分かりやすく、数式を使わずに説明して下さりとても面白かったです。
  • 高温超伝導について気になったので、自分でも調べてみようと思う。物理を学ぶのがもっと楽しみになった。
  • 以前から興味があった分野で、とても面白かったです。